疑わしきは回避せよ -有害物質と電磁波-

疑わしきは回避せよ -有害物質と電磁波-

「皮膚につけてはイケナイ!?」

夏によく使う制汗剤、8×4(エイト・フォー)には
防腐・殺菌・酸化防止剤としてイソプロピルメチルフェノールが多く添加されていますが、
これは皮膚や粘膜を強く刺激する性質を持っているため、
腫れ・ただれ・ニキビ・吹き出物・発疹・じんましん、などの恐れがあります。

多量に皮膚につくと、皮膚や粘膜を腐蝕させ、
皮膚の毛細血管をケイレンさせるなどの強い障害が起こる場合もあります。

その他にも環境ホルモンの疑いがあるため遺伝子などへの悪影響が懸念されています。
したがって誤って飲み込むと、かなり危険です。

粘膜や唇、皮膚の弱い部分に使うのは避けたい成分です。
(ワキなどの皮膚は強くありません・・・)

光沢剤、乳化剤の役割をするミリスチン酸イソプロピル(IPM)も皮膚への刺激があり、
アレルギー皮膚炎を起こす怖れがあります。

ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は抗酸化剤ですが、体内に入ると、
血清コレステロール上昇の怖れがありますので決して飲み込んではイケナイモノです・・・
皮膚炎や過敏症の怖れもあります・・・

香料も皮膚刺激・アレルギー・ぜんそく・変異原生(突然変異)などの怖れがあります。

更に医薬部外品となっている場合は、成分表示がかなり削られています。

こんなモノが家庭内の至る所に存在し、
子どもも痴呆症のお年寄りにも手が届く場所にある事は恐怖です・・・

これらの物質のほとんどが動物実験により判明し、なんと!安全などと言われています。
本当に安全なら動物はそんなヒドイ状態になりません。

実験動物の姿や状態は遅かれ早かれ人間にも現れて来る事を知っておきましょう・・・

動物実験しているようなモノは出来るだけ使ったり食べたりしない事が賢明です・・・



「頭部に近づけると危険!?」

電磁波に関する環境保健基準原案で世界保健機関(WHO)が明確に打ち出したのは、
「疑わしきは回避せよ」という「予防原則」です。

WHOは、発がん性について
「(30cm離れたテレビから受ける最大電磁波の5分の1程度にあたる)
3~4ミリガウス以上の電磁波に常時さらされ続ける環境にいると、
小児白血病の発症率が2倍になる」という米国や日本などの
研究者の調査結果を引用しています。
また各国の調査研究は、「がん・生殖系・心臓血管系・神経変性・
行動障害・電磁波過敏症など」についても行われています。
今後、更に驚くような発表が続々と出てくる可能性があります。

ちなみに93年の通産省(当時)の報告書によると、
「家電製品から出る電磁波はドライヤー25~530ミリガウス、
テレビ1~20ミリガウスなど。送電線の下は200ミリガウス・・・」とあります。
つまり、93年時点でドライヤーが強烈な電磁波を出す事は判明していたわけですから、
早くに対策も取られるべきでした。しかし、未だに放置されています。
電磁波の強い家電製品は、ドライヤー、電子レンジ、掃除機、コタツ・・と様々です。
さらに近年では、携帯電話が爆発的に普及し、
あっちこっちに電波塔が建てられています・・。
そして、IHも普及し始め、オール電化へと・・。
まさに電磁波は、私たちの生活に溢れてきています。

生活が便利になるにつれ、日本では認知されていない「電磁波過敏症」の患者数が、
「化学物質過敏症」の患者数と並んで増加しているそうです。
電磁波対策先進国のスウェーデンやデンマークではすでに「電磁波過敏症」は認知され、
公的保健の対象にまでなっています。

欧米の電磁波対策先進国のような規制が無い日本では、
各個人が問題を意識して電磁波対策を行うことがとても大切となっています。
WHOが指摘するように科学的証明を待たず被害防止策を進める
「予防原則」の考えに基づき、欧州のように対策先行へと転換する姿勢が
今の私たちにはとても必要とされています。